ビジネスチャットツールとして無料から使える人気のチャットワーク。チャットワークには、さらに業務の効率化を実現する有料プランがあるのをご存知でしたか?
チャットワークの有料プランは、特に組織内でチャットワークを使用する際には非常におすすめとなります。
今回はチャットワークの無料プランと有料プランの違い、また有料プランを導入するメリットについてわかりやすく解説します。
ここで掲載している画像資料は2020年12月時点のものです。表示や価格など現在と変更になっている場合もありますのでご注意ください。
記事のまとめ箇所にChatwork公式サイトの料金プランのリンクを載せておきましたので参考までにどうぞ。
チャットワーク有料プランの特徴は?
チャットワークの無料プランと有料プランには、大きく5つの違いがあります。
- 広告が非表示
- グループチャットの参加が無制限
- ストレージ容量がUP
- 複数人でのビデオ通話&音声通話が可能
- ユーザー管理が可能に(組織向けプラン限定)
広告が非表示になる
無料から有料プランへアップグレードすることで、チャットワーク使用時に広告が非表示となります。
ただし現在のチャットワークの仕様では、タスクをいくつか追加することにより自動的に広告が非表示となる為、有料プランにアップグレードする大きな決め手とはなりません。
グループチャットの参加が無制限
有料プランへアップグレードすることにより、グループチャットの参加数が無制限となります。
チャットワークの無料プランでは、グループチャットの参加数は『累計14個まで』と設定されています。
グループチャットへの参加数は、現在の状態ではなく、アカウント作成から現在までの累計で数えられます。その為、現在1つもグループチャットに参加していなくても、これまでに14個の別のグループチャットへ参加していた場合は、新たなグループチャットには参加できません。
企業に所属しておらず、フリーランスや副業などでチャットワークを業務で使用している場合でも、度々グループチャットへの参加は求められます。
突然『グループチャットへの参加ができない!』という事態を避けるためにも、一定数以上のグループチャットへ参加する機会があった場合は、『個人向け有料プラン:パーソナル』へのアップグレードを考慮するようにしましょう。
現在のチャットワークアカウントの累積グループチャット数は、チャットワークにログインをした状態で以下のリンク先にて確認可能です。
ストレージ容量がUP
チャットワークの無料プランでは、アップロードできる最大ストレージ容量は5GBとなります。しかし有料プランへアップグレードすることで、10GBまでのストレージが使用可能となります。
現在使用しているストレージの容量は、チャットワークのファイル管理から確認が可能です。
管理画面では現在使用しているストレージ容量と%が表示されます。
チャットワークを介したファイルのやり取りが多い場合は、有料プランへのアップグレードを考慮することをおすすめします。
さらに、有料プランにアップグレードすることで、追加ストレージ容量をオプション購入する事が可能となります。追加ストレージは無料プランではオプション購入できません。
複数人でのビデオ通話&音声通話が可能
チャットワークの有料プランへアップグレードすることにより、複数人でのビデオ通話&音声通話が可能となります。チャットワークでのビデオ&音声通話は『Chatwork Live』という名称で呼ばれます。
複数人での音声通話を開始するには、まず直接会話したいメンバーが全て含まれるグループチャットへ入室します。入室ができたら、メッセージ入力欄にあるビデオマークをクリックしてください。
会話したいメンバーにチェックを入れ、ビデオ通話もしくは音声通話ボタンをクリックしてください。コールが始まり、相手が応答すると会話が開始されます。
ファイル&ユーザー管理が可能に(組織向けプラン限定)
個人向け有料プラン『パーソナル』では不可能ですが、組織向け有料プラン『ビジネス』および『エンタープライズ』では、管理者がファイル&ユーザー管理を行う事が可能となります。
特に『ファイル保持機能』は、組織向けプラン限定の機能です。
無料プラン・個人向け有料プランでは、退職や移動に伴い、メンバーがグループチャットから退出を行った場合、退出を行ったメンバーがアップロードしたファイルは自動的に削除されます。
しかし組織向けプランでは、退出したメンバーがアップロードしたファイルは、退出後も引き続きグループチャット内で保持されます。
また、ユーザー管理では退職したメンバーのアカウントを企業側で削除する事が可能となり、退職後の情報の持ち出しや漏洩を防ぐことにつながります。
企業向けハイプランの『エンタープライズ』では、ログ管理などの、さらにセキュリティ度の高いユーザー管理を行う事が可能です。
有料プランの価格&機能は?
チャットワークの有料プランは、他のクラウドコミュニケーションツールと比べても、比較的安い月額料金での利用が可能です
詳しい内容・価格・機能に関しては、以下の表をご覧ください。
ただし、今回ご紹介している内容は2020年11月現在の情報となります。閲覧する時期によっては、価格・内容が変更になっている場合がありますので、必ず公式サイトにて最新の情報を確認してください。
プラン名 | フリー | パーソナル | ビジネス | エンタープライズ |
月額/ユーザー | 0円 | 400円 | 600円 | 960円 |
年額/ユーザー | - | - | 6,000円 | 9,600円 |
無料 お試し期間 |
- | なし | 1ヶ月 | |
追加可能 コンタクト数 |
無制限 | |||
グループ チャット |
累計7まで | 無制限 | ||
ログイン オプション |
2段階認証 | 2段階認証 シングルサインオン |
||
ストレージ | 5GB | 10GB/ユーザー | ||
広告 | 表示あり | 非表示 | ||
ユーザー 管理 |
不可 | 可能 | ||
追加 セキュリティ ・オプション |
- | 社外ユーザー制限 IP・モバイル端末制限 専用URL機能 ファイル送受信制限 外部SNS制限 チャットログ・エクスポート SLA(サービス品質保証) |
有料プラン最安値のパーソナルプランは年間契約ができず、月単位契約のみとなります。また、組織向けのビジネスプランおよびエンタープライズプランは、1ヶ月のお試し期間が設けられており、さらに年間契約をすることにより2ヶ月分お得に利用が可能です。
個人での使用+グループチャットを一切利用しないのであれば、フリープランでの利用で全く問題ありません。しかし、今後グループチャットの利用が多く考えられる場合は、パーソナルプランへのアップグレードをおすすめします。
また、企業であってもパーソナルプランへの加入は可能です。しかし、ユーザー管理を行えるのはビジネスプラン以降となりますので、組織にチャットワークを導入する場合は、ビジネスプランもしくはエンタープライズプランがおすすめとなります。
チャットワークの有料プラン紹介のまとめ
今回はチャットワークの有料プランの特徴および、内容&価格について解説を行いました。
チャットワークは無料でも十分な機能が付属しており、通常のメッセージのやり取りであれば全く問題ありません。しかし、組織全体にてチャットワークの導入を行うのであれば、よりセキュリティ面で安全度の高い企業向けプラン『ビジネス or エンタープライズ』へのアップグレードをおすすめします。
ぜひ今回の記事を、チャットワークを使用した業務効率化に役立ててください!