チャットワークは、ビジネスに特化した『国産チャットツール』です。企業やフリーランサーが、社内での連絡やプロジェクト上のコミュニケーションの進行のために設定・構築されています。
ビジネスで使うチャットツールとなると、やはり気になるのが『セキュリティ』と『安全性』です。
機密情報をやり取りする場でもあるため、最新&最高レベルのセキュリティがビジネス用チャットツールには常に求められます。
今回は、そんなチャットツールのセキュリティ体制について詳しく調査を行いました。詳しい調査結果はぜひ以下をご覧ください。
チャットワークは安全に使える?
チャットワークは前述通り、ビジネス特化型チャットツールです。そのため、チャットツールのメッセージ上では、常に機密情報のやりとりが行われます。
結論から言うと、チャットツールのセキュリティ対策は万全です。
チャットワークは、データ通信の常時暗号化を行っており、信頼性の高いアマゾン ウェブ サービス(AWS)のデータセンターを使用して開発・運用が行われています。実際に官公庁・大企業からも選ばれ、高い信頼を得ていることからも、セキュリティ体制が十分であると言えるでしょう。
チャットワークのセキュリティ体制
- 通信はSSL/TLSにてデータ暗号化
- データセンターはAmazon Web Services
- データセンターへのアクセスは限られたスタッフのみ
- 24時間サーバー監視
- 常時バックアップ
さらにチャットワークのハイプラン『エンタープライズ』では、プラスαのセキュリティが使用可能です。
エンタープライズプランでは、詳細な管理機能制限(アクセス制限やIP制限)を使用することができ、ログインの際のシングルサインオンにも対応しています。
そのため、より高度で安全なセキュリティ環境をチャットワークに求める場合は、エンタープライズプランの利用をおすすめします。
無料プランや個人向け有料プラン、また企業向けプランについての詳細は下記の記事にて解説を行っています。ぜひ参考にしてください。
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チャットワークのプランを比較|無料か有料で悩んだらこれ!
ビジネスチャットツールとして無料から使える人気のチャットワーク。チャットワークには、さらに業務の効率化を実現する有料プランがあるの ...
アカウント乗っ取りを防ぐには?
チャットワークのセキュリティが万全でも、実際は、チャットワークでもアカウント乗っ取りの報告があがっています。しかし、これはチャットワーク運営が問題なわけではありません。
いくら運営が万全の対策を行っていても、ユーザーの行動や設定でチャットワークのセキュリティ安全度は大幅に低下してしまいます。
安全にチャットワークをビジネスで使うためにも、以下の4つのポイントについて十分に確認を行ってください。
チャットワークを安全に使うための4つのポイント
- 定期的なパスワード変更を行う
- パスワードの使い回しは避ける
- ブラウザ・アプリは常に最新版にする
- 2段階認証を導入する
定期的なパスワード変更を行う
チャットワークで使用するパスワードは、定期的に変更を行うようにしましょう。
パスワードを設定する時は、半角の大文字・小文字・数字・記号を組み合わせることにより、セキュリティ度が高まります。また、チャットワークでは、パスワードの設定時に8文字以上の文字数が必要となりますが、最低15文字のパスワードを設定することが、セキュリティを重視する場合には望ましいとされています。
パスワードの使い回しは避ける
チャットワークで使用するアカウントには、他のサイトの登録に使用しているパスワードは絶対に使用しないようにしましょう。
チャットワークのアカウントが安全に管理されていても、他サイトのセキュリティが十分でない場合は、そのサイトから情報が漏洩した際に、チャットワークのアカウントが乗っ取られてしまう可能性があります。
ブラウザ・アプリは常に最新版にする
ブラウザやチャットワークのアプリは、常時最新のセキュリティ強化や脆弱性に関してアップデートを行っています。
セキュリティ強化と、アカウントの漏洩を狙うリスト型攻撃や悪質なハッキング行為とは、常に攻防が続いています。アップデートを行わずにブラウザやアプリを使う事は、穴が開いたような状態でプログラムを使用するのと同じです。そのため、プラウザとアプリは常に最新の状態の物を使用するようにしましょう。
2段階認証を導入する
チャットワークを使用する際には、2段階認証を導入しましょう。2段階認証を導入しておく事で、リスト型攻撃による不正アクセスがあっても、被害の拡大を防ぐことができます。
2段階認証とは、通常使用するメールアドレスとパスワードに加えて、認証アプリや認証コードがないとログインできないようにするセキュリティ機能です。万が一、ログインのメールアドレスやパスワードが流出してしまっても、2段階認証をあらかじめ設定しておくことによって、不正アクセスを防止することができます。
チャットワークでは無料のフリープランから、2段階認証の利用が可能です。
2段階認証の設定方法
こちらではチャットワークでの2段階認証の設定方法をご紹介します。設定前に以下について確認してください。
- 無料プラン: スマホ認証アプリによる2段階認証のみ
- 有料プラン: SMSおよび認証アプリによる2段階認証
チャットワークの有料プランでは、2段階認証の設定の際に『SMSでの認証』もしくは『スマホ認証アプリによる認証』から選択が可能です。しかし、無料プランでは『スマホ認証アプリによる認証』が自動的に選択されるので注意してください。
認証アプリは『Google Authenticator』に対応しています。予めApp Storeもしくは、Google Playよりアプリのダウンロードを行ってください。
2段階認証を設定するには、まずチャットワークにログインを行い、トップページ右上のプロフィール画像 → アカウント設定に進みます。
ブラウザでアカウント設定画面が開くので、左サイドバーの2段階認証の項目を選択し、2段階認証をONに変更します。
確認のために、チャットワークのパスワードを入力します。
Google Authenticatorで表示されているQRコードを読み取り、アプリに表示された6桁のコードを入力してください。
バックアップコードが表示されるので、バックアップコードをコピーをクリックしてパソコンのメモ帳などに保存しておきましょう。この情報は大切に保管してください。
バックアップコードの保存が終わったら、2段階認証を有効にするをクリックして設定を完了します。
チャットワークを安全に使用する方法まとめ
今回は、チャットワークのセキュリティ対策と安全に使用する方法について解説を行いました。
チャットワークでは、多くの企業からも認められる、万全のセキュリティ対策が行われています。しかしユーザーのセキュリティに対する認識が弱かったり、推奨される行動を行っていないと、チャットワークのセキュリティ度は大幅に低下してしまいます。
今回こちらでご紹介した内容を参考に、安全にチャットワークをビジネスで使用するための対策を、ユーザー自身も必ず行うようにしましょう。