Slackはコミニュケーションツールなので、伝え方には拘っていきたいですよね。まだSlackを使い始めたばかりの方だと、書式設定を使って文章に装飾を施すやり方を行う方は少ないと思います。
確かに、シンプルな文章の方が相手に伝わりやすいと言っても過言ではありませんが、書式設定を使い文章に装飾を施すことが必ずしもNGかと言うとそうとは限りません。
書式設定を正しく使うことで、テキストだらけの文章を読みやすく仕上げることができたり、視覚的に見ただけで用件が伝わるような工夫に繋がることもあります。
そう言ったWordで使用するような書式設定がSlackでも簡単に使えるので、是非とも使いこなしておきたいポイントです。
そこで今回は、Slackでどのような書式変更を行えるのか、また投稿したメッセージの削除や編集、共有方法についてわかりやすく解説します。
Slackのメッセージで使える書式変更は?
Slackのチャンネルでメッセージを投稿する際には、積極的にわかりやすい書式を活用していきましょう。
Slackで使える書式設定は以下の7つです。
- 太字
- 斜体(イタリック体)
- 取り消し線
- インラインコード
- 引用タグ
- リスト
- リンク
また、書式を設定する方法も3種類用意されています。
- 書式設定ツールバーの使用
- キーボードショートカットの利用
- 各書式に関連付けられた記号でテキストを囲む方法
キーボードショートカットはWindowsとMacでキーが異なります。使用している環境に合わせて使い分けましょう。
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Slackのメッセージで書式設定を活用しよう
こちらでは実際の使用方法を解説します。表示される書式設定と設定方法を合わせて確認してください。
太字の設定
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにあるB (太字アイコン) をクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+B、Windows/LinuxではCtrl+Bを押す
- 対象のテキスト前後を* (アスタリスク) で囲む→*太字にしたいテキスト*
斜体(イタリック体)の設定
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにあるI (斜体アイコン)をクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+I、Windows/LinuxではCtrl+Iを押す
- 対象のテキスト前後を_(アンダースコア) で囲む→_斜体にしたいテキスト_
取り消し線の設定
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにあるS(取り消し線アイコン)をクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+Shift+X、Windows/LinuxではCtrl+Shift+Xを押す
- 対象のテキスト前後を~(チルダ)で囲む→ ~取り消し線を適応したいテキスト~
インラインコードの設定
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにある</> (コードアイコン)をクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+Shift+C、Windows/LinuxではCtrl+Shift+Cを押す
- 対象のテキスト前後を`(シングルバッククオート)で囲む→ `インラインコードを適応したいテキスト`
引用タグの設定
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにある引用タグアイコンをクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+Shift+9、Windows/LinuxではCtrl+Shift+9を押す
- 対象のテキスト先頭に>(大なり)を付ける→ >引用タグを適応したいテキスト(入力後はShift+Enterで改行する)
リストの設定
順序付きリストと箇条書きリスト設定について解説します。
順序付きリスト
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにある順序付きリストアイコンをクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+Shift+7、Windows/LinuxではCtrl+Shift+7を押す
- 対象のテキスト先頭に1.+スペースを入力→ 1. リストを適応したいテキスト(入力後はShift+Enterで改行する)
箇条書きリスト
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにある箇条書きアイコンをクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+Shift+8、Windows/LinuxではCtrl+Shift+8を押す
- 対象のテキスト先頭に*(アスタリスク) +スペースを入力→ * リストを適応したいテキスト(入力後はShift+Enterで改行する)
リンクの設定
- 変更したいテキストを選択、書式設定ツールバーにあるリンクアイコンをクリック
- テキストを選択し、Macでは⌘+Shift+U、Windows/LinuxではCtrl+Shift+Uを押す
もしくは、
- 予めリンクURLをコピーし、次にリンクさせたいテキストを選択し、Macでは⌘+V、Windows/LinuxではCtrl+Vを押す
メッセージ編集・削除・共有手順
次に、すでに投稿したメッセージを編集削除する方法を解説します。
メッセージの編集
編集したいメッセージにマウスポインターを重ね、︙(その他) を選択し、メッセージを編集するをクリックします。
メッセージを編集したら、変更を保存するを選択してください。
メッセージの削除
メッセージを削除する方法も編集とほとんど同じです。
削除したいメッセージにマウスポインターを重ね、︙(その他) をクリックし、メッセージを削除するをクリックします。
削除をもう一度クリックして確定します。
メッセージの共有
共有したいメッセージにマウスポインターを重ねると、右側に右矢印のメッセージの共有アイコンが表示されます。
パブリックチャンネルの場合は、共有アイコンをクリックするとドロップダウンメニューが表示されるので、メニューからメッセージを共有したい場所を選択します。
必要に応じてメモを追加し、共有をクリックすると、共有したメッセージが新しく表示されます。
文章の作り方
対人コミニュケーションが上手い人の特徴は、とにかくシンプルで話がわかりやすいことが特徴です。それでいて顔の表情もトークにマッチしていて自然な状態です。
では、Slackを使ったWebコミニュケーションの上手い人の特徴とは一体何でしょうか。Slackの基本仕様は、テキストを相手に送ることです。つまり、文章で伝えると言うこと。
では、実際にどのような文章が効果的なのか理解を深めてみましょう。
伝わる文章の特徴
伝わる文章とはどのようなものなのか解説していきます。
- シンプルな構成
- 見出しが使われている
- 短文
- 改行を適切に使っている
- 太字で文章を強調
- その他
伝わらない文章の特徴
伝わらない文章とはどんなものか解説します。
- 文章の詰め過ぎ
- 多色で読みにくい
- 長文
- フォントの大きさが不適切
- カラーの使い方が不適切
- その他
伝わる文章の要点
できるだけ、短文でテキストカラーを適切に使うこと。改行を使うことで相手が読みやすくなります。
書式設定を使うことで、相手に伝わる文章が作成できるので、是非活用してみてください。
まとめ
今回は、メッセージに書式を設定する方法について解説しました。
書式をメッセージに設定することで、以下のような効果が生まれます。
- 視認性があがり、相手に意図を伝えやすくなる
- 重要な箇所や、特に注目をしてほしいテキストに注目を集めることができる
- すでに終了した課題などに、あとから修正を加えることができ、進行具合がわかりやすい
また、チャットでは基本的に見出しを使うことはほぼありません。簡素な短文こそ適しています。
仮にプレゼン資料のような長文の場合は、書式設定を適切に使うと良いでしょう。会議の議事録やお知らせなど、Wordのようなドキュメント形式で作成する場合はポスト機能がおすすめです。
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これらの機能を適切に活用し、Slackを効率良く使いこなしていきましょう。