Slackを使っていると1つのチャンネルを複数人で利用する機会が増えると思います。複数人で運用していると、自分のメッセージをチャンネル内のメンバー全員に対して返信するのではなく、特定のメンバーだけにダイレクト返信したくなる時ってありますよね。
例えば、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、の4人で運用していた場合、Aさんはチャンネル内でDさんにメッセージを送りたいとしましょう。
通常であれば、Dさん宛のメッセージであることが全員にわかるように相手の名前を(この例だとDさん)メッセージ内に入れて送信します。
この方法なら誰が見てもこのやり取りはAさんとDさんであることが見える化できていますが、毎回のやり取りに相手の名前を入力するのは少し面倒ですよね。
そこで登場するのが、メンション機能です。
メッセージアプリLINEを使っているユーザーであれば、グループでトークをする際にメンションを使うことが良くあると思います。つまり、その機能がSlackでも使えるということです。
もちろんスレッド機能だけで満足という方もいらっしゃるかと思いますが、せっかくSlackを利用しているのですからこのメンション機能も知っておきましょう。
使いこなせば効率良くメッセージのやり取りができるようになります。
今回は、この便利で使用頻度が非常に高い機能『メンション』について解説します。
Slackのメンション機能とは?
Slackのメンション機能は、複数人が参加するチャンネル内で主に使用します。メンションをメッセージ送信時に追加をすることで、メッセージを送りたい人に対して直接通知を送信することが可能となります。
Slackの機能の中でも、特によく使用される機能であり、メンション機能をしっかりと使いこなすことが、Slackを使用した業務の円滑化につながるといっても過言ではないでしょう。
Slackでメンションを使う方法
Slackでメンションを使用する方法は2通りあります。こちらではそれぞれの方法をご紹介します。
方法1:メッセージ作成時に@を入力
一つ目の方法は、メッセージ入力欄に@マークを入力する方法です。@マークを入力すると、メンバーの候補が表示されます。
この際に、複数のメンバーを選択することも可能です。
方法2:メッセージ入力ボックスの@ボタンをクリック
二つ目の方法は、メッセージ入力欄の右下にある@マークボタンをクリックする方法です。
こちらをクリックすると、メンバーの候補が表示されます。
自分宛のメンションを確認するには?
自分宛に送られたメンションを確認するには、左サイドバーにある@メンション&リアクションをクリックします。
こちらがサイドバーに表示されていない場合は、その他をクリックしてください。
メンションを使う時の注意点
メンション機能を使う際にはいくつかの注意点があります。
Slackのメンション機能注意点
- 表示名が同じメンバーが複数いる場合
- パブリックチャンネルに参加していないメンバーにメンションする場合
- プライベートチャンネルに参加していないメンバーにメンションする場合
同じ表示名のメンバーには注意
同じ表示名を持つメンバーがワークスペース内に複数存在する場合は、特に注意が必要です。
通常、メンションはワンクリックで簡単に設定できますが、複数人の同じ表示名のメンバーがいる場合はプラスでの操作が必要となります。
複数の表示名のメンバーがいる場合は、メンション箇所に?マークが表示されます。こちらをクリックしてメンションを送るメンバーを追加で選択してください。
チャンネル内での非参加メンバーへのメンションには注意
チャンネルに参加していないメンバーに対しメンションを行なった場合、パブリックチャンネルまたはプライベートチャンネルで操作が異なります。
パブリックチャンネルの場合
Slackbotからの通知が自分に行われます。『招待する』『メンバーに知らせる』『何もしない』の3つから選択しクリックしてください。『メンバーに知らせる』を選択した場合は、メッセージへのリンクがメンションしたメンバーに送信されます。
プライベートチャンネルの場合
プライベートチャンネルで参加していないメンバーにメンションを行なった場合、メンバーには通知は行われません。
メンションしたメンバーをチャンネルに招待し参加するまで、そのメンバーは送信したメッセージを確認することができないので注意しましょう。
Slackでメンションを活用する方法のまとめ
Slackのメンション機能は、Slackの数ある機能の中でも特に使用頻度が高い機能です。
+メンションによって送信されたメッセージは、個別に通知が届く為、見逃しにくく通常のメッセージ送信よりも確実に相手に伝わります。
特に複数人が参加するチャンネル内では、メンション機能を必ず活用し、誰に宛てたメッセージであるのかを明確にするようにしましょう。
メンション機能を活用してSlackを使ったプロジェクトを円滑に進めていきましょう。