SlackBotを使ってカスタムレスポンス機能を使ってみよう

2020年10月21日

https://ishikawa-blog.com

SlackbotはSlackの全てのワークスペースに搭載されているbot機能です。リマインダーやタスクを設定した時や、アプリの追加が必要な場合など、Slackbotが自動でお知らせを送ってくれます。

はじめて利用する方は、まるでAI機能にそっくりだと思われると思います。イメージは近しいですが、Slackbotとは対話式のプログラムです。
このプログラムを設定することで、Slackbotは対話式にアクションをすることが出来ます。
ちなみにプログラミングの知識は一切不要です。

この記事では、Slackbot機能の中でも特におすすめのカスタムレスポンス設定について解説しております。
Slackの利用を始めたら社内で共有したい特定の情報や、キーワードなどを設定しSlackbotが自動返信できるように設定しておけばとても便利です。
使いこなしてる感も出ますので楽しみな設定の一つでもありますね。

それでは早速、Slackbotとカスタムレスポンス機能の設定方法についてわかりやすく解説していきます。

Slackカスタムレスポンス機能とは?

Slackのカスタムレスポンス機能とは、あらかじめ『特定のキーワード』と『そのキーワードに対する返答』をSlackに登録しておくことです。

つまりこんな感じ

登録キーワード:スマホ

Slackbotの解答:iPhone

任意のチャンネルにて「スマホ」とメッセージを送信すると、botから「iPhone」と返信が自動で届きます。

イメージはこんな感じです。

なんだかAIを使いこなしているみたいで面白いですね。

ワークスペースに参加するメンバーであれば、チャンネル・DMなどで、そのキーワードを入力し送信するとSlackbotが反応して返答を返してくれるという機能です。

Slack公式では、社内WI-FIのパスワード共有などに使用するとおすすめと推奨しています。
その他にも、ワークスペース管理者の連絡先や、案件の締め切り日の登録など、さまざまな活用方法があります。

Slackbotを使えばより一層便利!

カスタムレスポンスの設定方法

こちらではカスタムレスポンスの設定方法について詳しく解説します。

step.1 ワークスペース名を選択

step.2 設定と管理→以下をカスタマイズ

step.3 Slackbotのレスポンスタブを選択

step.4 +新しいレスポンスを追加

step.5 キーワード設定

step.6 ブックマークに登録する

step.7 完了

では、実際に下記の画像を参考に設定していきましょう。

最初にカスタムレスポンスの設定ページに移動します。

ワークスペースのワークスペース名をクリックし、設定と管理 以下をカスタマイズに進みます。

ブラウザでワークスペースのカスタマイズページが開きます。
Slackbotのレスポンスタブを選択し、+新しいレスポンスを追加するをクリックしてください。

カスタムレスポンスの設定画面が開きます。
画像の例では、『オーナー』もしくは『連絡先』のキーワードに対し、『@サンプル です』と返答するSlackbotを設定しています。
このようにキーワードを2つ以上設定する場合は、『キーワード1,キーワード2』のように、間を,(カンマ)で区切って設定してください。

入力が完了したら、ブックマークに登録するをクリックして完了させます。

設定完了後

登録したカスタムレスポンスは、チャンネルもしくはDMにて使用可能です。

メッセージ入力フィールドに、カスタムレスポンスとして設定したキーワードを入力し送信を行います。

画像の一番上では、登録した2つのキーワードを両方共送信しています。
下部のメッセージ送信では、いずれかのキーワードだけ使用していますが、Slackbotがきちんと反応してレスポンスを返してくれていることがわかります。

注意ポイント

キーワードを設定する際に、文章や長い文字で設定してしまうと入力に手間が掛かることになってしまいます。
また、キーワードと一致しないことでbotが反応しないミスを引き起こしやすくなります。

メモ

漢字・平仮名の組み合わせの様々なバリエーションがある単語(例:見積り、見積、見積もりなど)は、複数キーワードとして登録しておくと良いでしょう。

設定を変更したい場合

一度登録したカスタムレスポンスを変更したい場合は、編集ボタンをクリックしてください。

カスタムレスポンス機能設定時の注意点

カスタムレスポンスのデフォルトの状態では、メンバーが自由に設定・追加を行うことができます。
しかし、ワークスペースによっては、カスタムレスポンスの追加・変更設定が、オーナー・管理者によって制限されていることがあります。
このような場合は、通常メンバーはカスタムレスポンスの追加・変更を行うことができません。




デフォルトの状態では、メンバーが自由に設定・追加を行うことができる。

オーナー・管理者によって制限され、通常メンバーは設定できない。


Slackbot&カスタムレスポンスの設定方法まとめ

今回の記事では、Slackbotを使ったカスタムレスポンスの設定方法について解説しました。

カスタムレスポンスは非常に便利な機能ですが、ワークスペースに参加する全てのユーザーに対してSlackbotは反応してしまうので使用目的を確認しておきましょう。

例えば、個人のパスワードなど共有できない情報は絶対に登録しないようにしましょう。

共有可能な情報のみを登録し、Slackの便利な機能であるカスタムレスポンスを十分に活用していきましょう。

  • B!