Slackは無料版で十分?有料プランとの違いを比較してみよう

2020年7月20日 2021年7月11日

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Slackは、無料版でも十分使えるチャットツールなのか。有料版にする必要があるのか。

しばらくSlackを使っていると、気になってくるのが有料版へのアップグレードです。
有料版にはどんな機能があるのか、無料版とは何が違うのか、Slackの料金表を見てもいまいちわかりにくいですよね。

今回はSlackの無料版と有料版の違い、そして有料版にアップグレードするタイミングについてわかりやすく解説します。

Slack無料プランで利用できるサービスとは

まずSlackは無料のフリープランでも、全く問題なく使用することができます。ほとんどの機能が無料版でも利用が可能です。
しかし、無料プランでは一部の機能に制限が設けられています。

無料プランの制限

  • 検索できるのは最新1万件メッセージに限られる
  • 外部ツール連携は10個まで(※SNSツールやGoogleドライブなど)
  • ビデオ通話は1対1のみ(※グループ通話不可)
  • ストレージ容量はワークスペースあたり5GBまで

検索できるメッセージ件数に限度がある

無料プランで検索できるメッセージ件数は、最新1万件です。10,000件と聞くと中々到達しないイメージの数字ですよね。

しかし、Slackを企業など組織で利用していると、使用人数にもよりますが比較的すぐに達してしまうメッセージ件数でもありますので注意が必要です。

外部ツールの連携数が決まっている

Slackは、非常に多くの便利な外部ツールやアプリとの連携が可能です。しかし無料版では、外部ツール・アプリ連携が可能な数は10個までという制限があります。

よく使われている外部ツールの連携方法をまとめた記事を下記でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

ビデオ通話に利用制限がある

Slackには、Slackコールという独自の機能が標準搭載されています。こちらの機能を利用してワークスペースのメンバーとの音声通話・ビデオ通話が可能です。

しかし、無料版ではグループ通話は使用する事ができず、1対1のみの利用となっています。

ただし、Slackは通話アプリのZOOMとの連携をする事ができます。
ツールの制限数に余裕がある場合は、外部ツールのZOOMと連携を行いグループ通話をする事が可能です。

参考
Slackコールおすすめの使い方とデメリットを解説

Slackは、チャンネルを利用してメッセージやファイルを共有するコミュニケーションツールですが、実はSlackの機能にはZOOMと ...

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ストレージ容量に注意が必要

Slackのチャンネル上に直接アップロードされたファイル(pdf・画像・音声・動画など)は、全てSlackのストレージに保存されます。
ファイルはユーザーがストレージから削除することが可能で、無料版ではワークスペースあたり5GBまで使用することができます。

ちなみにDropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージにアップされたファイルは、Slackのストレージの容量にはカウントされません。

参考
Slackの無料プランで容量気にせず使い続ける方法と有料プラン注意点

Slackにはワークスペース・ユーザー毎にファイルストレージが用意されており、様々なタイプのファイルデータの共有が可能です。 Sl ...

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Slack無料プランと有料プランの違い

Slackの無料プランと有料プランの違いについて解説します。

Slackの有料版になると出来る事

  • メッセージの検索が無制限
  • 外部ツール連携が無制限
  • Slackコールでのグループミーティングが可能
  • ストレージはワークスペースではなく、アカウントあたりに割当られる

Slackの有料版では使用できる基本機能に大きな差はありませんが、アップグレードすることにより無料版での制限がなくなります。


Slackの無料版と有料版の主要な機能の比較は、以下の表をご覧ください。

無料版 有料版
スタンダード プラス
月額 0円 850円 1600円
メッセージ履歴検索上限 10,000件まで 無制限 無制限
外部ツール・アプリ連携 10個まで 無制限 無制限
ビデオ通話 1対1
画面共有なし
グループ通話
(最大15名)

画面共有可能
グループ通話
(最大15名)

画面共有可能
ストレージ ワークスペースあたり5GB メンバーあたり10GB メンバーあたり20GB
外部アクセス なし ゲストアカウント
他社とのチャンネル共有
ゲストアカウント
他社とのチャンネル共有
サポート 公式フォーム問い合わせ プライオリティサポート 年中無休・24時間体制で4時間の初期レスポンスタイムを誇るサポート

有料プランにはスタンダード・プラスに加えて大企業向けのEnterprise Gridプランもあります。こちらのプランに申し込む際は、まずSlackの営業担当に申し込みの問い合わせを行う必要があります。

Slackを無料版から有料版にするタイミングは?

Slackの利用を開始する時、はじめから有料プランにしなくても大丈夫です。最初は無料版で利用を開始し、必要に応じて後から有料版にアップグレードする事が可能です。

上記で述べた無料版での制限に達した時に、有料版へのアップグレードを考慮すると良いでしょう。

また、すでに多くの部署などで個別にSlackを使用しており、それを社内Slackとして一括統合させる場合は、Enterprise Gridプランへの申し込みが必要となることがあります。こちらについての詳しくは直接Slackにお問い合わせください。

まとめ

今回は、Slackの無料版・有料版についての比較を行いました。

Slackは無料版でもほぼ全ての基本機能を利用することができます。しかし企業や部署の組織で利用する場合は、有料版の方が機能面・セキュリティ面において、より有効的に使用することが可能です。

Slack有料版へのアップグレードを考慮する場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

  • B!

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