Slackは、無料版でも十分使えるチャットツールなのか。有料版にする必要があるのか。
しばらくSlackを使っていると、気になってくるのが有料版へのアップグレードです。
有料版にはどんな機能があるのか、無料版とは何が違うのか、Slackの料金表を見てもいまいちわかりにくいですよね。
今回はSlackの無料版と有料版の違い、そして有料版にアップグレードするタイミングについてわかりやすく解説します。
Slack無料プランで利用できるサービスとは
まずSlackは無料のフリープランでも、全く問題なく使用することができます。ほとんどの機能が無料版でも利用が可能です。
しかし、無料プランでは一部の機能に制限が設けられています。
無料プランの制限
- 検索できるのは最新1万件メッセージに限られる
- 外部ツール連携は10個まで(※SNSツールやGoogleドライブなど)
- ビデオ通話は1対1のみ(※グループ通話不可)
- ストレージ容量はワークスペースあたり5GBまで
検索できるメッセージ件数に限度がある
無料プランで検索できるメッセージ件数は、最新1万件です。10,000件と聞くと中々到達しないイメージの数字ですよね。
しかし、Slackを企業など組織で利用していると、使用人数にもよりますが比較的すぐに達してしまうメッセージ件数でもありますので注意が必要です。
外部ツールの連携数が決まっている
Slackは、非常に多くの便利な外部ツールやアプリとの連携が可能です。しかし無料版では、外部ツール・アプリ連携が可能な数は10個までという制限があります。
よく使われている外部ツールの連携方法をまとめた記事を下記でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
ビデオ通話に利用制限がある
Slackには、Slackコールという独自の機能が標準搭載されています。こちらの機能を利用してワークスペースのメンバーとの音声通話・ビデオ通話が可能です。
しかし、無料版ではグループ通話は使用する事ができず、1対1のみの利用となっています。
ただし、Slackは通話アプリのZOOMとの連携をする事ができます。
ツールの制限数に余裕がある場合は、外部ツールのZOOMと連携を行いグループ通話をする事が可能です。
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ストレージ容量に注意が必要
Slackのチャンネル上に直接アップロードされたファイル(pdf・画像・音声・動画など)は、全てSlackのストレージに保存されます。
ファイルはユーザーがストレージから削除することが可能で、無料版ではワークスペースあたり5GBまで使用することができます。
ちなみにDropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージにアップされたファイルは、Slackのストレージの容量にはカウントされません。
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Slack無料プランと有料プランの違い
Slackの無料プランと有料プランの違いについて解説します。
Slackの有料版になると出来る事
- メッセージの検索が無制限
- 外部ツール連携が無制限
- Slackコールでのグループミーティングが可能
- ストレージはワークスペースではなく、アカウントあたりに割当られる
Slackの有料版では使用できる基本機能に大きな差はありませんが、アップグレードすることにより無料版での制限がなくなります。
Slackの無料版と有料版の主要な機能の比較は、以下の表をご覧ください。
無料版 | 有料版 | ||
スタンダード | プラス | ||
月額 | 0円 | 850円 | 1600円 |
メッセージ履歴検索上限 | 10,000件まで | 無制限 | 無制限 |
外部ツール・アプリ連携 | 10個まで | 無制限 | 無制限 |
ビデオ通話 | 1対1 画面共有なし |
グループ通話 (最大15名) 画面共有可能 |
グループ通話 (最大15名) 画面共有可能 |
ストレージ | ワークスペースあたり5GB | メンバーあたり10GB | メンバーあたり20GB |
外部アクセス | なし | ゲストアカウント 他社とのチャンネル共有 |
ゲストアカウント 他社とのチャンネル共有 |
サポート | 公式フォーム問い合わせ | プライオリティサポート | 年中無休・24時間体制で4時間の初期レスポンスタイムを誇るサポート |
有料プランにはスタンダード・プラスに加えて大企業向けのEnterprise Gridプランもあります。こちらのプランに申し込む際は、まずSlackの営業担当に申し込みの問い合わせを行う必要があります。
Slackを無料版から有料版にするタイミングは?
Slackの利用を開始する時、はじめから有料プランにしなくても大丈夫です。最初は無料版で利用を開始し、必要に応じて後から有料版にアップグレードする事が可能です。
上記で述べた無料版での制限に達した時に、有料版へのアップグレードを考慮すると良いでしょう。
また、すでに多くの部署などで個別にSlackを使用しており、それを社内Slackとして一括統合させる場合は、Enterprise Gridプランへの申し込みが必要となることがあります。こちらについての詳しくは直接Slackにお問い合わせください。
まとめ
今回は、Slackの無料版・有料版についての比較を行いました。
Slackは無料版でもほぼ全ての基本機能を利用することができます。しかし企業や部署の組織で利用する場合は、有料版の方が機能面・セキュリティ面において、より有効的に使用することが可能です。
Slack有料版へのアップグレードを考慮する場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。